ヨガをしている方の中には、ヨガの正しいポーズはなんだろう？と疑問を持った事があると思います。
例外なく自分もヨガを始めた時に考えていました。
生徒はインストラクターを見て、同じ動き、形になるように必死でポーズをとります。
しかし、練習量の違いだけでなく、身体の柔軟性や構造の違いがあるので同じ事はすぐには出来ません。
なぜ出来ないのかわからないまま、向いていないと感じたり、あきらめてしまったり、出来ないから駄目だと自分を評価してヨガを辞めてしまいます。
このような感情を持ってしまうのは、本来のヨガの目的とは違い残念に思います。

ヨガは「人と比べない」「無理しない範囲で動く」といいますが、この言葉はポーズだけではなく、心にも当てはまります。
ヨガの目的は、呼吸に合わせて身体を動かす以外に、今の身体の状態を知って気持ちを整えること（マインドフルネス）だと考えています。心が整うと、自然と人と比べなくなり行動そのものに満足感や達成感を持つことができます。
「正しいヨガポーズ」をとるとは、気持ちをこのように誘導できる事だと思います。

雑誌で見るようなきれいで格好いいヨガポーズをとるのを目標にするのも良い事ですし、自分なりの正しいポーズが取れるように練習し心を整えるヨガをするのも楽しいですよ！