ヨガ・ピラティスをする目的
先日、練習中に師に指摘をされて気づいた事がありました。私は側弯症なので、背中の筋肉は右半分が強く、その他部位の左右の筋力はアンバランスです。側弯症の身体は器用なので動かしずらい筋肉があった場合、関係している動ける筋肉が働いてポーズや動きを完成する事ができます。
言い換えると、動きにくい筋肉を動かすのは意識をしても難しいという事です。動ける筋肉たちのフォローが入ってしまうからです。これは良い身体の構造に思えますが、身体を均等に使えるように練習している身としては直したい癖になります。ほぼ毎日、あれこれ意識をして練習をしていたのに、それでもまだこの筋肉たちが助け合って動くシステムが働いていました。そこを見事に指摘されました。
側弯症は全身を均等に使う運動が向いていると言われていますが、もともとがアンバランスなので意識をしても動きやすい筋肉で動いてしまいます。指摘を受けて少し落ち込みましたが、均等に動くことが難しいなら考え方を変える必要があります。自分の今の身体の状態を気付けるようになる為に、ヨガやピラティスをする。動きの癖や問題点に気付いたらそれを意識して、完璧ではなく少しの改善を目指してチャレンジを楽しむ。といった具合です。
ヨガでは「人と比べない」という言葉が良く使われます。まさにこれですね。今回の事で、私がヨガとピラティスをする目的は、上手くワークができるようになることではなく姿勢を整えてずっと動ける身体を作る事だと思いだしました。ピラティスでもヨガでも今の自分に合ったレベルで楽しむことが大切だと思います。これからも1人1人がチャレンジを楽しめるクラスを提供していきたいです。