ヨガ解剖学とは?2
以前のブログ、「ヨガ解剖学とは?」の中で
「ポーズを丁寧にとれば、より効果を得られ、しかもかんたんなポーズを少しでも良い」と教えてくれたと書きましたが、今回はここに、ヨガ解剖学的にポーズを行うと
「1つのポーズで筋肉の引き締めとストレッチの両方を体感でき、さらに効率が良い」を書き加えたいと思います。
筋肉は骨を挟んで身体の前側と後側についているので、
前の筋肉が縮むと後ろの筋肉が伸びるという具合についになって動きます。
(左右の動きと筋肉はいったん置いておきます)
なので、ポーズをとると、引き締まる筋肉とストレッチされる筋肉の両方が存在することになり、
同じポーズでも意識する筋肉を変えるだけで、異なる効果が得られるということになります。
実際に、引き締まる筋肉だけを意識する、ストレッチされる筋肉だけを意識するといった具合に、
1つのポーズをとってみました。
すると、不思議な事に、終わった後の身体の感覚がかなり違っていました。
意識するとしないとでは、これほど差が出るものなのですね。
これを日常に置き換えると、物事には良い面と悪い面があり、どちらを意識するかで自分の心の持ち方や他者に対する気持ちが変わってきます。
悪い面を認識しながら良い方向に考えていけたら、より人生が楽しくなるのではないかと、ヨガ解剖学を学んで思いました。
ヨガは心の浄化もできるので、この要素と、身体に効く動きをするヨガを、生徒様と一緒に楽しみたいと思います。